鉄道会社で学んだこと
平成4年3月14日
東海道新幹線に「のぞみ号」が登場したその日、 髙塩博幸は新大阪発、東京行きの一番列車「のぞみ302号」の運転席にいました。
映像会社を立ち上げる以前、私は前は鉄道会社に勤務していました。
0系の保守整備、運転士、運転士養成教師、システム関連、運転士と車掌の安全教育などを担当しました。
お客さまの命を守り正確に目的地までお運びすることに、真剣に取り組んできました。
大切なお客様に向き合うことが、仕事をしていく上で最も重要であると学びました。
会社員時代のこの教訓は、 お客さまの大切な思い出や足跡を形にして残すという、映像制作の仕事においても生かされています。
鉄道会社では、お客さまの命をお預かりして思いを運ぶ仕事だと思っていました。長年勤めた鉄道を離れる覚悟を決めたのは、妻からの「やりたいことをやってみれば」という一言と、「映像でも思いを運ぶことができる」ということでした。
鉄道会社で叩き込まれた、お客さまを第一に考えるという信念は、変わることはありません。